2024年9月20日

今日は今年の春にカネボウから新発売していた
悪玉皮脂をトラップする2層式化粧水
【スキンハーモナイザー】
について、詳しくお話しました!💡

<補足およびお詫び>
調査不足につき動画中で触れられなかった点について補足いたします。
「皮脂トラップ」の技術についてはカネボウ公式サイト等には確かに説明がなかったのですが、
昨年末に花王(現在カネボウは花王の傘下ブランドです)のリリースにて以下の研究発表が公表されており、

肌あれの新たな原因の解明へ 皮脂中の不飽和脂肪酸*1 をトラップする新技術を開発
https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2023/20231129-002/

本報では皮脂トラップのキー成分が「ヒドロキシプロピルセルロース」である旨記載があり、
記載内容に基づくと、特殊なヒドロキシプロピルセルロースが脂肪酸とのみ結合して
ゲル化してスポンジ構造を作る旨の内容となっております。

当初こちらについては調査不足につきヒドロキシプロピルセルロースを一般的な用途である水性保湿剤・増粘剤として紹介してしまっており、これは明確に誤りもしくは説明不足でございました。本動画においても十分に調査を行いこちらの内容を盛り込んで動画制作を行うべきであったと反省しております。
大変申し訳ございませんでした。

ただ、メーカーの研究発表ではヒドロキシプロピルセルロースを主体とした技術であったとしても、その詳細な組成や補助成分等の内訳についてまで具体的に示しているものではなく、他社に技術を簡単に盗まれないようにある程度曖昧な表現に留めるのが一般的です。
本当に重要な成分には触れないということもよくありますので、慎重に情報を精査する必要があります。
本来のヒドロキシプロピルセルロースは水性物質のため油性の脂肪酸とそれだけで選択的に結合するのは難しいというのが私の率直な感想であり、脂肪酸と選択的に反応させるには何らかのアンカーとなる成分が必要ではないかと考えます。
上記リリースにおいても冒頭部分の電子顕微鏡写真に「粉末状の物質」が映り込んでいるため、これが動画中で述べている成分であれば選択的に脂肪酸と結合するアンカーとなるので、辻褄が合うのではと考えます。

あくまで推測となりますが、以上がリリース情報を踏まえた上での私の見解となります。
なお、この技術に関して当粉体成分が完全に無関係であったとしても、
こちらの化粧水に該当成…

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